家や土地などの所有を主張する時には「登記」を行いますが、所有者を明示するためにどうしてわざわざ申請が必要なのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は不動産登記の意義や申請の方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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不動産登記の意義
不動産も靴やカバン、車などと同じように、「誰かの所有物」です。
しかし家や土地はずっと肌身離さず持ち歩くわけにはいきませんから、誰が所有しているのかを第三者がすぐに把握するのは難しいでしょう。
また、所有者がわからない不動産があるからと言って廃棄することもできません。
所有者がわからない不動産が乱立すると、社会運営に支障が出ます。
こうした混乱を避けるために国が一括して所有者情報を管理するシステムが「登記」というわけです。
不動産登記の申請方法
不動産登記の申請は、必要な書類をそろえて法務局に申請し、登記簿に記載されれば完了です。
申請自体は個人でも行うことができるのですが、不備を避けるためにも以下のような専門家に依頼したほうが安全でしょう。
・司法書士
・土地家屋調査士
司法書士は登記申請の専門家ですから、書類の準備を含め全ての手続きを任せることができます。
手数料はかかりますが、不動産の内容を正確に調査してもらえるため、万が一その不動産に何らかの不備があった場合、登記の段階でそれに気付くことができます。
安心して不動産を所持するためにも、依頼する価値はあると言えるでしょう。
土地家屋診断士は、建物表題登記の専門家です。
こちらもご自身で行うことはできますが、やはり不備を避けるためにも専門家に任せたほうが安心です。
まとめ
不動産の登記簿には所有者の名前だけでなく家や土地の場所や大きさ、構造など不動産の概要もしっかり記録されますので、安心して管理することができるでしょう。
不動産を取得したら早めに登記申請を行い、「これは自分の不動産だ」ということをしっかり主張しておいてくださいね。
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