法人や不動産など、大きな財産の所有権を明示するには「登記」が必要です。
今回は登記申請の方法や流れについて解説していきますので、将来的に登記申請を予定している方はぜひ参考にしてください。
どんな「登記」がある?
登記とは、所有権を法的に明示するための登録です。
多く行われるのは不動産や法人、商業などの登記ですが、他にも債券や成年後見などいろいろな登記が存在します。
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登記申請の流れ
登記行うには、必要書類をそろえて法務局に申請する必要があります。
最も代表的な「不動産登記申請」の流れは、以下のとおりです。
①書類の準備(固定資産評価証明書など)
②登記申請書とともに法務局に提出
③審査・登記簿への記載
④登記識別情報通知書を受け取る
なお、不動産以外の登記の場合も基本的な流れは同じです。
法人の場合は定款の認証やその他の必要書類が増えるなど若干の違いはありますが、おおむね「書類提出→審査→承認」の流れになると考えてください。
登記申請は自分でもできる?
登記の申請は個人で行うこともできるのですが、ほとんどの方にとって初めての経験になるため、手続きの面でわからないことも多いと思います。
申請時の不備や手間を最小限に留めるためにも、できるだけ専門家の手に委ねたほうが良いでしょう。
登記申請の代行は、司法書士が行っています。
登記関連の疑問点にも全て答えてもらえますので、登記申請の際はぜひ司法書士にご相談ください。
費用は?
登記申請にかかる費用は、不動産登記を行う場合で評価額の0.4%~2%程度が必要です。
司法書士に依頼する場合はこれに加えて数万円程度の費用がかかります。
司法書士への依頼料を考えると自分で申請したほうが良いと考える方もいるかもしれませんが、書類をそろえたり法務局に出向く手間などを考えると、やはり最初から専門家に依頼したほうがメリットが大きいです。
費用削減のために無理をしても、結果として手間が増えてしまっては元も子もありません。
費用対効果のバランスも考えながら手続きを進めていってください。
まとめ
登記申請を行えば、そこで初めて不動産や会社を「自分のもの」と言えるようになります。
不備なく適切に申請を行って、大切な財産を守ってくださいね。